ていこくりくかいぐんのひかりとかげ

帝国陸海軍の光と影
―一つの日本文化論として―
大原康男 著(國學院大學教授)

四六上製  328頁
定価:2800円+税

平成17年8月15日発行


ISBN4−88656−269−8
CO021


陸軍は「デモクラティック」、海軍は「リベラル」が意味するものとは何か。
日本の軍隊を文化史の観点から考察した名著が、終戦六十年を機に新装版として復活!
第一章 軍人勅諭―忠誠の論理
第二章 軍旗―栄光の象徴
第三章 三八式歩兵銃と零式戦闘機
第四章 小説『海軍』−国民と軍隊
《著者略歴》
大原 康男(おおはら やすお)
昭和17年、滋賀県大津市生まれ。同40年、京都大学法学部卒業。日清紡績(株)勤務後、同53年、國學院大学大学院博士課程(神道学専攻)を修了し、同大日本文化研究所に入所。同研究所教授を経て、現在、國學院大學神道文化部教授。博士(神道学)。主な著書、編著、共著、監修書に『天皇―その論の変遷と皇室制度』『平成の天皇論』『実例に学ぶ「政教分離」』(正・続)、『詳録・皇室をめぐる国会論議』『國學の子我等征かむ』(いづれも小社)、『神道指令の研究』(原書房)、『再審「南京大虐殺」』(明成社)、『「靖国神社への呪縛」を解く』(小学館文庫)、『教育勅語』(ライフ社)など多数。