天皇―その論の変遷と皇室制度

大原 康男 著
(國學院大學日本文化研究所教授)


四六上製  264頁
定価:1800円+税

昭和63年11月10日発行


ISBN4−88656−047−4
CO036
「天皇制の問題はこの国に生まれたものにとって宿命的な思想的課題」と捉える著者がその本質を展開。
第1章 天皇とは何か
  民主主義と天皇制
  天皇の「人間宣言」とは何か
  “脱天皇論”への疑問
  戦後天皇論の変遷
第2章 「開かれた皇室」論への懐疑
  入江侍従長の「宮廷革命」を質す
  戦後の皇室民主化を問う
第3章 昭和史と戦後日本
  昭和史の原点
  昭和史の教訓
  マッカーサーの「天皇と神道」
  当世政教問題覚え書き
  「東京裁判」の問題作
  天皇陛下に捧げる民草の祈り
《著者略歴》
 大原 康男(おおはら やすお)
昭和17年、滋賀県大津市生まれ。京都・洛星高校を経て、同40年、京都大学法学部卒業。日清紡績(株)勤務後、同53年、國學院大学大学院博士課程(神道学専攻)を修了し、同大日本文化研究所に入所。現在、國學院大學日本文化研究所教授。博士(神道学)。