シリーズ・ふるさと靖國4

散華の心と鎮魂の誠
靖国神社 編


四六並製  216頁
定価:1000円+税

平成7年12月23日発行


ISBN4−88656−119−5
CO021


散華の心、それは散りゆく桜花のこころ。
後に続く者を信じ、妻子父母をも置きて、戦場に尊き命を捧げられた方々の魂の至情である。
鎮魂、それは戦場に散り、戦火に斃れられた戦没者の心を鎮め、お慰めすること。
この五十年、御遺族・戦友は、我が子、我が夫、我が父、我が同胞の在りし日の面影を偲びつつ、鎮魂の日を重ねてこられた。
散華の心と鎮魂の誠。
英霊の家族を思う気持ちと、御遺族の英霊に対する尽きせぬ思い。
この分かつことの出来ない「誠心」こそ、民族の魂の記憶として誇り高く、永く後の世に継承してゆかねばならない。
心静かに眼を閉じれば、聞こえてくるであろう英霊の声。
私共子孫のために、英霊は如何なる思いで散華してゆかれたのであろうか。
(「表題のことば」より)


国に殉じた将兵・従軍看護婦・少年飛行兵・軍属など57柱の遺書や絶筆を関連写真とともに収載。

第1部 散華の心と鎮魂の誠
      戦没将兵など御祭神を五十音順に配し、御遺書や日記を含む解説。

第2部 資料
      神霊(みたま)安かれ(自由記述ノート)
      史料展示御祭神一覧
関連書籍
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『いざさらば我はみくにの山桜』
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