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日本のいのちに至る道
小柳陽太郎著作集

小柳陽太郎 著



四六並製  352頁
定価:2500円+税

平成30年2月11日発行


ISBN978−4−88656−452−8
C0095


著者からの将来に向けたメッセージが、日本人の誇りを呼び覚ます! 本書の底流をなすのは他に比類なき日本の国柄への確信であり、いのち溢れる日本語の魅力に満ちている。

一 教えることと学ぶこと
現代教育に最も欠けているものは何か ―吉田松陰の教育を中心にして
高校生にとって「学問」とは何か ―吉田松陰の生涯に学ぶ
日本の伝統に見られる教育思想 ―本居宣長の書簡を中心に
古典教育をはばむもの
学問 ―いのちに至る道
国語教科書批判
世紀の遺言
附 緒方竹虎「修猷館創立七十周年記念講話」

二 遠きことばを今に
正岡子規の教育観 ―『病牀譫語』を中心に
副島蒼海のうた
與謝野禮厳のうた
走水海 ─弟橘媛考
オノゴロ(自凝)島考
「憲法十七条」における「公」と「私」
山鹿素行『配所残筆』を中心に

三 日本とは何か ―歴史を貫く天皇の存在
戦前、戦後を貫く「日本の国がら」 ―今上陛下の御歌を中心に
「天皇」 その無私のご精神
歴代天皇の御孝心 ―霊元院の御製を中心に
後水尾天皇の挽歌
宋の皇帝「太宗」の嘆き ―「万世一系」の意味するもの

《著者履歴》
小柳陽太郎(こやなぎ ようたろう)
大正12年9月東京に生まれ、佐賀で育つ。旧制佐賀高校を経て東京帝国大学文学部国文科に進学、学徒出陣。戦後、九州大学文学部国文科に復学、昭和24年卒業後、福岡の泰星高校(現上智福岡高校)に教諭として赴任した後、昭和25年から同58年までの33年間、福岡県立修猷館高校教諭を務めた。その後、九州造形短期大学教授となる。設立当初から「国民文化研究会」に属し、永く副理事長、副会長として会を支えた。平成27年11月歿。