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やがて哀しき憲法九条 あなたの知らない憲法九条の話 加藤秀治郎 著 四六並製 192頁 定価:1500円+税 平成28年6月20日発行 ISBN978−4−88656−427−6 C0031 |
さよなら当用憲法。 日本国憲法はどのような過程で制定されたのか、自衛隊は軍隊なのか、集団的自衛権をめぐる政府の憲法解釈など、難しい憲法第9条の話をやさしく道案内します。 |
1 「無条件降伏」の下での憲法制定だったのか 2 GHQ秘密検閲の下での憲法制定 3 GHQはどう秘密検閲を行ったのか 4 公職追放の憲法制定への影響 5 侵略戦争、防衛戦争とマッカーサー 6 意外な党が「防衛は可」を主張 7 芦田修正と本人の意図 8 「講和」と憲法九条 9 日米安保と憲法九条 10 警察と軍とネガティヴ・リスト 11 真の立憲主義とエセ立憲主義 12 「神学論争」の貧困 13 「共産党日本語」と憲法 14 九条解釈の謎と知的不誠実 15 基地提供と集団的自衛権 16 「なし崩し再軍備」のツケ 17 消された党派――社会主義再軍備論 18 「吉田ドクトリン」と九条 19 憲法九条と国連 20 さよなら「当用憲法」 21 憲法論の前に安全保障論を |
《著者履歴》 加藤秀治郎(かとう しゅうじろう) 昭和24年、岩手県生まれ。慶大法卒。同大学院法学研究科を経て、京都産業大学専任講師、助教授、教授。平成12年から同27年の定年退職まで東洋大学法学部教授。 現在 東洋大学名誉教授、法学博士(慶大)(専攻 政治学) 主要著書 『戦後ドイツの政党制――東西ドイツ政党の政治社会学的分析』(学陽書房、1985年) 『「茶の間で聞く」政治の話のウソ。』(学陽書房、1990年) 『政治のしくみ――図説 日本はこうなっている』(PHP研究所、1993年) 『ドイツの政治・日本の政治』(人間の科学社、1996年) 『「憲法改革」の政治学』(一藝社、2002年/増補改訂版、2005年) 『日本の選挙――何を変えれば政治が変わるのか』(中公新書、2003年) 『政治学』(芦書房、2005年) 『日本政治の座標軸――小選挙区導入以後の政治課題』(一藝社、2005年) 『日本の統治システムと選挙制度の改革』(一藝社、2013年) 主要編書 『日本の安全保障と憲法』(南窓社、1998年) 『選挙制度の思想と理論』(芦書房、1998年) 『憲法改革の構想』(一藝社、2003年) 他、共著書、訳書、多数。 |