台湾よ、ありがとう(多謝!台湾)




小林正成 著


四六並製  296頁

定価:1800円+税

平成25年9月29日発行


ISBN978-4-88656-389-7
C0036

「こういう日本人がいたことに驚いた。戦後台湾の白色テロ時代に、台湾の民主化を要求するビラを気球に積んで台北の空からばらまいたとは、当時を知る私には信じがたい事実だ。我が身を顧みず台湾のために尽力した日本人は少なくないが、小林氏もその系譜に連なる躬行実践の人だ。本書は、台湾の民主化の陰に日本人も関わっていた歴史を証す台日交流秘話と言ってよい」(李登輝元総統)


【目次】

 序 章 私の生い立ち
 第一章 初めての国外旅行
 第二章 新支配者に翻弄される台湾人の命
 第三章 運命の出会い
 第四章 問われた日本人としての道義的責任
 第五章 台湾独立聯盟の秘密盟員
 第六章 台北の夜空に舞った宣伝ビラ
 第七章 極まった運命
 第八章 警備総司令部での獄中闘争
 第九章 国外追放と公開活動
 第十章 二十二年ぶりの台湾
 第十一章 台湾の民主化を占う総統選挙
 第十二章 台湾正名運動
 終 章 日台運命共同体の意味


【著者略歴】

小林正成(こばやし まさなり)
昭和8(1933)年、千葉県海上郡生まれ。同24年、地元の中学校を卒業後、八幡鍍金工業に就職し内弟子となる。厳しい修行を経て同29年、東亜鍍金工業を設立して独立。同42(1967)年、初の海外旅行先として台湾を訪問し蒋介石政権の残虐性を見聞。2度目の訪台時に交流を依頼された鄭欽仁・台湾大学教授と運命的に出会う。同43年、鄭教授を通じて台湾独立聯盟に秘密盟員として加盟。同45年、台湾に台日合弁鍍金公司を設立するも操業妨害に遭い翌年に閉鎖。同46年5月9日、台北市内のビルから気球を打ち上げて蒋政権打倒と台湾独立を訴えるビラを撒布。同年5月11日に叛乱罪で逮捕され8月31日に出獄。出獄時に謝聰敏氏の書簡を秘密裡に持ち出し、後日、全文が「ニューヨークタイムズ」に掲載。同50年、東亜鍍金工業を閉鎖するも、同53年、重量物搬入据付工事を請け負う雄和を設立していまに至る。現在、台湾独立建国聯盟日本本部執行委員。日本李登輝友の会・日米台の安全保障等に関する研究会委員。