ショウワシノソウカツトシュクダイ

昭和史の総括と宿題



深水宗一 著(近現代史研究家)



四六並製  288頁
定価:1800円+税

平成18年9月1日発行


ISBN4−88656−287−6
C0021

激動の日々を経て、復興を遂げた昭和という時代。
その論争点をわかりやすく整理し、残された「五つの宿題」に解決策を提示する。
藤岡信勝氏推薦。

第一部 昭和史の総括
 昭和の序曲……遥か希望の丘を越えて
 T 満州建国……新しい国作りの実験(1931〜1935年)
 U 昭和維新……義憤は燃えて血潮湧く(1936〜1940年)
 V 大東亜戦……歴史は作られた(1941〜1945年)
 W 東京裁判……堪ヘ難キヲ堪へ忍ヒ難キヲ忍ヒ(1946〜1950年)
 X 経済大国……総力ヲ将来ノ建設ニ傾ケ(1951〜1985年)
第二部 昭和史の宿題
 昭和の終曲……遥か遠く故郷が見える
 T 靖国……生命尊重のみで魂は死んでもよいのか
 U 防衛……御都合主義の法解釈によってごまかされ
 V 領土……敗戦の汚辱は払拭されず
 W 教育……歴史と伝統を?してゆく
 X 憲法……国家百年の大計は外国に委ね
【著者略歴】
深水 宗一(ふかみず そういち)
1926年神戸生まれ、東大工学部冶金学科卒。三井物産鰍ノてセールス・エンジニアとして新しい製鉄技術や合金技術の導入、事業化プロジェクトを推進。以降椛ラ成エンジニアリング(現テスコ株式会社)海外事業部長、同系列潟Rスモスの代表取締役専務等を歴任、人材派遣事業の新分野開拓に尽力。現在、杉並父母の会顧問として歴史教育活動に参画。著書に『さすらいの人』(東京図書出版会)。