日本を誤らせた国連教と憲法信者


加瀬 英明 著(外交評論家)



四六上製  248頁
定価:2000円+税

平成16年7月7日発行


ISBN4−88656−249−3
C0036


国連信仰は誤訳から生れた?
占領憲法は通訳のミスから作られた!


平和を愛好する日本人の国連と憲法に対する迷信・盲信の蒙を拓く。
戦後日本を呪縛した「双子の幻想」の欺瞞を検証し、
国際政治の冷酷なリアリズムを解き明かした著者入魂の書き下ろし。

第1章 誤訳から生れた「国連」信仰
第2章 日独を敵視する「平和愛好国」連合
第3章 難産だった「国連」誕生の舞台裏
第4章 東西対立で露呈した「国連」の無力
第5章 米国製憲法は戦後処理の副産物
第6章 杜撰きわまる日本国憲法
第7章 独断専行の超大国と「国連の論理」
第8章 21世紀は「アメリカの世紀」となるのか
あとがき 「双子の幻想」から目覚めよ
《著者略歴》
 加瀬 英明(かせ ひであき)
昭和11年、東京生まれ。慶應義塾大学、エール大学、コロンビア大学で経済と政治を学ぶ。(株)TBSブリタニカ『ブリタニカ国際百科事典』初代編集長を経て、現在は外交評論家。執筆・講演活動の傍ら福田、大平、鈴木内閣では園田外相の顧問を務め、また福田・中曽根両首相の特別顧問として二度に亘り渡米した。日本ペンクラブ理事、日本安全保障研究センター理事長、政府国家危機諮問委員会委員等を経て、現職は拓殖大学客員教授、松下政経塾評議員、江戸研究学会会長を兼任。主な著書に『独裁者 その怖ろしくて滑稽な実像』(グラフ社)、『誰も書かなかった北朝鮮』(サンケイ出版)、『天皇家の戦い』(新潮社)、『イギリス 衰亡しない伝統国家』(講談社)、『これほど軍歌が歌われている国はない 私の半成記』(黙出版)、『金正日最後の選択』(祥伝社)、共著に『起て!日本』(渡部昇一・高木書房)、『イスラムの発想』(山本七平・徳間書店)、その他、小説・翻訳書含め多数。