支那事変は日本の侵略戦争ではない 鈴木 正男 著(大東塾・不二歌道会代表) 四六並製 286頁 定価:1800円+税 平成14年10月3日発行 ISBN4−88656−220−5 CO021 |
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鈴木史論の特徴を二点あげる。 @支那事変(発端は盧溝橋事件)発生の原因は西安事件にあること。 A明治憲法の根本である立憲政治を崩壊せしめたのは軍部であり、その軍をして暴走せしめたのは統帥権の独立であった、といふのが定説であるが、近衛政府がドイツ駐支大使トラウトマンの仲介による和平交渉を中断しようとする暴走を阻止するために、統帥部が統帥権の独立を以て御前会議に持ち込んだこと(大東塾「刊行のことば」より) |
支那事変の解明に精魂を傾けられるも、自栽により未完に終わつた著者の遺作。 |
支那事変は日本の侵略戦争ではない |
《著者略歴》 鈴木 正男(すずき まさお) 大正11年、愛知県岡崎市生まれ。國學院大学文学部国文科卒。学徒出陣にて陸軍飛行隊第七戦隊所属、各地に転戦。復員後、大東塾・不二歌道会事務局長を経て昭和57年5月、同代表に就任。財団法人大東会館理事長、伊勢神宮評議員を歴任。平成13年逝去。著書に『復興アジアの志士群像』(大東塾出版部) |