キッシンジャーとサダトとソ連
―十月戦争と超大国―
川本 和孝 著(拓殖大学海外事情研究所教授)


四六上製  364頁
定価:2800円+税

昭和61年3月1日発行


ISBN4−88656−018−0
C0031

「中東和平」への道はあるのか?

1970.9.23ナセル死去から1985.10.7アキレ・ラウロ号乗っ取り事件まで―
混迷をつづける世界情勢を元共同通信社カイロ特派員が、生々しい体験と膨大な資料を駆使して克明に解読する。
全資料リスト・全項目索引付。
1、ナセル時代の遺産
2、サダト、新政策を模索
3、ソ連・エジプト関係の冷却
4、ソ連軍事要員の追放
5、湾岸での米ソ対立
6、オイル・パワーの台頭
7、サダト、開戦を決意
8、アラブ統一戦線の結成
9、エジプト軍、渡河に成功
10、米ソ停戦工作の失敗
11、イスラエル軍、西岸へ
12、米ソの抗争と協力
13、デフコンV
14、米・エジプトの「共同戦略」
15、ジュネーブ会議とアラブ世界
16、米国・産油国・ヨーロッパ
17、キッシンジャー往復外交
18、ソ連勢力の後退
19、取り残されたパレスチナ問題
20、エピローグ―十月戦争以降の中東
《著者略歴》
 川本 和孝(かわもと かずたか)
1924年 神戸市生。
1951年 東京大学文学部卒。
同年    共同通信社。カイロ、サイゴン、モスクワ、テヘラン特派員、外信部長、論説委員。
1981年 共同通信社退社。
同年    拓殖大学海外事情研究所教授。