こうして日本は侵略国にされた
―東京裁判検証16のポイント―
冨士 信夫 著(東京裁判研究家)


四六並製  280頁
定価:1800円+税

平成9年4月29日発行


ISBN4−88656−136−5
CO021


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敗戦国を一方的に断罪し自虐史観の源流となった東京裁判。
公判廷を傍聴した研究の第一人者が16のエピソードでつづるその本質と正体。

@敗戦国の法廷係として見た裁判所
A悔やまれる一部被告の「証言拒否」
B大川周明被告を除外した裁判所の魂胆
C満州国皇帝溥儀は傀儡だったのか
Dなぜ原爆が「タブー」なのか
Eウェッブ裁判長とスミス弁護人の喧嘩
F南洋群島軍備をくつがえした若松証言
G検察側が利用した「原田日記」の信用度
H「南京大虐殺」に見る証拠採用の杜撰さ
I日本の誠意が通じなかった「日米交渉」
J日本の暗号は誤って解読されていた
Kわざと最後通告の手交を遅らせたのか
L天皇の戦争責任を回避させた東條証言
M無通告攻撃を否定した「イカ・スミ」問答
N「東京裁判史観」という虚構を作った判決
Oインド代表パル判事の「日本無罪論」

《著者略歴》
 冨士 信夫(ふじ のぶお)
大正6年、富山県生まれ。昭和13年、海軍兵学校卒業。同14年、海軍練習航空隊飛行学生。同16年、霞ヶ浦航空隊司令承命服務。同19年、海軍少佐。同20年、台湾・第二十九航空戦隊参謀。同21年、第二復員省臨時調査部勤務。以後、法廷係として極東国際軍事裁判(東京裁判)の大部分の審理を傍聴する。同32年、厚生省退職。現在、正論の会顧問、日本世論の会顧問、「昭和の日」推進国民ネットワーク参与。