芭蕉の宇宙
―芭蕉象徴詩百句選の賦―
野島 芳明 著(文明史研究家)



A5上製  200頁
定価:1748円+税

平成3年2月23日発行


ISBN4−88656−065−2
C0095


現在、品切れ

風雅の誠を説いた芭蕉の俳諧に、日本文化の基本的フォルム〈形〉としての象徴性の至高を見出す。

序章 いまなぜ芭蕉の研究が求められるのか
第1章 古池や蛙飛び込む水の音
第2章 天秤や京江戸かけて千代の春
第3章 水とりや氷の僧の沓の音
第4章 春なれや名もなき山の薄霞
第5章 塚も動け我泣声は秋の風
《著者略歴》
 野島 芳明(のじま よしあき)
大正14年11月、東京都文京区小石川に生まれる。慶応大学法学部政治学科卒。拓殖大学海外事情研究所を経て、現在、自宅にて執筆活動。文明史研究家。