アマゾンで購入する

BC級戦犯の愛と死

この人を見よ

朝野 富三 著


四六並製  232頁

定価:1600円+税

令和6年6月17日発行


ISBN978-4-88656-578-5
C0095

軍事アナリスト・小川和久氏が絶賛!
絶望の島で繰り広げられた豪軍の虐待と卑劣な上官の裏切り。
それでも従容と刑死した兵士たちが後世に托した魂の叫び。
「日本人よ、誇りを取り戻せ。そして立ち上がれ」

若き海軍大尉・片山日出雄。巣鴨で逮捕されてからラバウルで処刑されるまでの六百二十一日間、死とどう向き合い、生きたのか。周辺の戦犯たちの群像と共に描く。

【目次】

第一部 ラバウルの銃声
 一 苦悩の出発
 二 モロタイ軍事法廷
 三 ラバウル「光部隊」
 四 アンボン島事件
 五 絶望の島
 六 虐待と裏切り
 七 愛しき命
 八 永訣の日

第二部 ある戦犯家族の肖像
 一 妻よ、子よ
 二 父よ
【著者略歴】
朝野 富三(あさの とみぞう)
1947年神奈川県横須賀市生まれ。海上自衛隊生徒課程修了。早稲田大学第一文学部卒。毎日新聞大阪本社社会部長、同編集局長などを務め宝塚大学教授を経て現在はジャーナリスト。
著書に『昭和留魂録 戦犯一一四五名、四三五六日の処刑誌』(展転社)、『「三畳小屋」の伝言 陸軍大将今村均の戦後』(新風書房)、『昭和史ドキュメント ゴー・ストップ事件』(三一書房)、『細菌戦部隊と自決した二人の医学者』及び『奇病流行性出血熱』(ともに常石敬一氏と共著、新潮社)ほか。