アマゾンで購入する

昭和留魂録

戦犯一一四五名、四三五六日の処刑誌

朝野 富三 著


四六並製  344頁

定価:2200円+税

令和5年12月12日発行


ISBN978-4-88656-568-6
C0021

12年間にわたる1145名の処刑・死亡の全記録!
「BC級戦犯」として刑場の露と消えた方々の名簿を作成し、埋もれた記憶を蘇らせる。
彼らの魂をここに留めて追憶し、彼らの遺した声に耳を傾ける。

【目次】
第一部 処刑の日
 一 埋もれた記憶
 二 処刑日暦(一九四五〜一九五八年)

第二部 戦犯裁判を問う
 一 戦争犯罪とは何だったのか
    捕虜は「恥」か
    戦陣訓の呪縛
    犯意なき「罪」
 二 驕りの裁き
    残虐と従順
    戦場の「犯罪」
    消えた「自主裁判」
    二匹の虎退治
    揺れる「正義」
 三 平和への道
    憎しみの源流
    恩讐を超えて
    平和のバトン
【著者略歴】
朝野富三(あさの とみぞう)
1947年神奈川県横須賀市生まれ。海上自衛隊生徒課程修了。早稲田大学第一文学部卒。毎日新聞大阪本社社会部長、同編集局長などを務めた後、宝塚大学教授を経て、現在はジャーナリスト。
著書に『昭和史ドキュメント ゴー・ストップ事件』(三一書房)、『「三畳小屋」の伝言 陸軍大将今村均の戦後』(新風書房)、『細菌戦部隊と自決した二人の医学者』『奇病 流行性出血熱』(ともに共著、新潮社)ほか。