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台湾「白色テロ」の時代 死の行進 ? 昭勲(きょう しょうくん) 著 四六並製 226頁 定価:1600円+税 令和5年11月 日発行 ISBN978-4-88656-567-9 C0023 |
戒厳令下の台湾で吹き荒れた白色テロの嵐。 |
【目次】 序章 孤独な後姿 第一章 突如の逮捕 突如の逮捕 秘密裏での勾留 没収された鉄工場が拘置所に変身 青島東路三号(軍法処) 茶番劇の裁判…起訴書ない、弁護人いない、弁論もない 十年有期懲役はめでたい 早朝の死の点呼(Death morning call) 第二章 監獄島―緑島新生訓導処 死の行進 火焼島新生訓導処 第五中隊 第十三中隊 超ミニ大学病院(台湾大学病院火焼島新生訓導処分院) 新生訓導処大学・大学院 政治思想洗脳課程 皮肉な宣伝逆効果 一人一事良心救国運動(緑島再反乱案) 才能溢れる新生たち アトラクション 不自由な中のわずかな小さな幸せ 第三章 移行期正義 悲惨な台湾の歴史 終戦……狗去猪来(犬が去りて、豚が来たる) 二二八事件 軍事戒厳(白色テロ時代) 台湾社会への清郷緩清行動 台南善化の没落した名家 台南州立第二中学校 台北帝国大学医学部 学徒出陣 戦後の混乱した大学生活 二二八事件時の学生大隊 大学卒業 運よく釈放 社会復帰 政治犯は永遠に消せない烙印 移行期正義(Transitional Justice) |
【著者略歴】 ?昭勲(きょう しょうくん) 1958年台湾南部の屏東生まれ。 東京日本電子専門学校情報処理科卒業後、台湾NECに入社。 その後、いくつかの商社を経て、独立した。 翻訳や通訳の仕事をしながら、傍興味の台湾の歴史を研究し始め、家族の関連歴史を調べた。 親族の中に、二二八事件や、白色テロ時代の被害者がいたから、その研究を深めている。 |