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神国の行方

令和の皇室問題

中澤伸弘 著


四六並製  312頁

定価:2000円+税

令和5年4月29日発行


ISBN978-4-88656-556-3
C0095

日本神話は過去の出来事ではなく、現代に関係してゐる。
上古の日本人は、日本国の姿をどう考へ、皇位の尊厳をどう説いたのか。
それを知ることは、今を生きる日本国民の基本的な指針となる。

【目次】
第一章 皇室のたふとさの行方
第二章 かしこさの行方
第三章 皇統維持の行方
第四章 側室の行方
第五章 英国御弔問の行方
第六章 眞子内親王殿下の行方
第七章 令和の国家像の行方
第八章 女系論者の行方
第九章 国葬の行方
第十章 神国の行方
付編 講演録
【著者略歴】
中澤伸弘(なかざは のぶひろ)
東京都生まれ。号は柿之舎(かきのや)。
東京都立高等学校非常勤教員(国語)、國學院大學兼任講師、ハリウッド大学院大学講師、博士(神道学)。
昭和六十年國學院大學文学部文学科卒業。在学中は森田康之助博士から神道思想を学ぶ。また鈴木敬三(有識故実)博士から学恩を受く。卒業後は都立高校国語科(主に古典教育)教諭(主幹)として上野・小岩・科学技術高校等を歴任、令和五年三月に定年退職し、現職。また國學院大學の兼任講師を十七年勤め今に至る。軽妙洒脱でわかりやすい授業として生徒の好評を得、主に学級担任や学年主任として生徒の健全育成に尽力。また古典の教師用指導書や教科書準拠の問題集、古語辞典の項目を執筆。一方研究者として、文献資料に基づき広義の「国学」を研究対象とし、古書の蒐集を通して、未だ明らかにされてゐない徳川時代中後期の国学者や歌人についての考察を深め、国学の人物研究や地方歌壇への伝播についての論考を発表。また「国学」に関する啓蒙的な著作を出版。殊に三河の村上忠順や出雲の国学については詳細な研究がある。出雲歌壇と国学の研究により論文審査により平成二十一年國學院大學から学位(博士)を得る。
他にも皇室祭祀や神道思想、日本文化や書誌学、仮名遣問題、国語教育など広汎に亘り、宮中祭祀や皇位継承に関する著作、講演もあり。また歌人の山川京子師に二十年余師事し、国風に基づく保守的な詠風を身につけた。都立高校の国語教員として三十八年間教鞭をとり、歴史的仮名遣の重要性を説く傍ら、国学者を自負し研究成果などを長短の論文や随筆に発表し、その数は膨大である。
著書に『徳川時代後期出雲歌壇と国学』(錦正社)、『やさしく読む国学』(戎光祥出版)、『毀誉相半書このてかしは』(平田篤胤顕彰会)、『図解雑学日本の文化』(ナツメ社)、『宮中祭祀』『令和の皇位継承』(展転社)、『一般敬語と皇室敬語がわかる本』(錦正社)、『村上忠順論考』、『類題鰒玉集人名総索引』『道のさきはひ』(私家版)など多数。