象徴天皇考
―政治と宗教をめぐって―
大原 康男 著
(國學院大學日本文化研究所教授)


四六上製  264頁
定価:1845円+税

平成元年7月7日発行


ISBN4−88656−049−0
CO036

象徴天皇とは何かをテーマに、皇位継承儀礼、政教分離問題・戦争責任等をロジカルに考究する。

第1章 象徴天皇と皇室の伝統
  象徴天皇制ノート
  皇室儀礼の文化的価値について
  大嘗祭点描
第2章 政教問題の諸相
  戦後政教問題の概観
  夫の霊は妻のものか“A級戦犯”合祀と平和条約
第3章 天皇と戦争責任
  「天皇の戦争責任」覚え書き
《著者略歴》
 大原 康男(おおはら やすお)
昭和17年、滋賀県大津市生まれ。京都・洛星高校を経て、同40年、京都大学法学部卒業。日清紡績(株)勤務後、同53年、國學院大学大学院博士課程(神道学専攻)を修了し、同大日本文化研究所に入所。現在、國學院大學日本文化研究所教授。博士(神道学)。