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資本主義の超克
思想史から見る日本の理想

小野耕資



四六並製  216頁
定価:1600円+税

令和元年8月27日発行


ISBN978―4−88656−488−7
C0031

ソ連の登場が、右翼を反共に変え、左翼をマルクス主義に変えた―。
新自由主義、グローバリズムが跋扈するいま、あらためて日本の理想を問う!

はじめに NHKの犯罪行為を風化させてはならない

第一章 資本主義とその批判
 第一節 資本主義、利己主義とその克服
 第二節 舶来感覚と日本的国家社会主義
 第三節 市場社会の論理の克服

第二章 社会主義の由来とその展開
 第一節 社会主義の原義と西洋近代思想
 第二節 社会主義と儒学
 第三節 日本的社会主義の起こりとその主張
 第四節 「天皇制」と共産党、講座派と労農派

第三章 國體観念と経済思想の関係
 第一節 國體が政治・経済思想に与えた影響
 第二節 人文優位と拝金蔑視、理想郷
 第三節 国粋主義者と社会主義者の関係を踏まえて
 第四節 皇道経済学とは何か
 第五節 労使協調路線の有効性について
 第六節 働くとは何か

《著者略歴》
小野 耕資(おの こうすけ)
昭和六十年神奈川県生まれ。平成二十二年青山学院大学文学研究科史学専攻博士前期課程修了。大アジア研究会代表、崎門学研究会副代表。里見日本文化学研究所研究員。
共著に『権藤成卿の君民共治論』(展転社、権藤成卿研究会編)がある。