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紅蔘の研究と戦後メディアの欺瞞


阪中雅広 著



四六並製  208頁
定価:1600円+税

平成31年4月15日発行


ISBN978―4−88656−476−4
C0047

紅蔘はなぜ万能薬と呼ばれているのか?
紅蔘とその成分ジンセノサイドRb1は、西洋医学由来の分子標的薬とは異なり、生命体やその構成細胞をあたかも包み込むような作用がある。

第一部 紅蔘研究
 (ア)紅蔘研究と歴史観について
 (イ)紅蔘成分ジンセノサイドRb1は後肢対麻痺をきたした急性期脊髄損傷動物を起立せしめる―救いのない慢性期脊髄損傷患者
 (ウ)脳卒中に対する紅蔘の効果と脳卒中医療
 (エ)傷に対する紅蔘の効果と褥瘡医療
 (オ)皮膚の光老化に対する紅蔘の効果と医師不足
 (カ)紅蔘成分ジンセノサイドRb1は移植用ヒト皮膚細胞を凍結保存するのに役立つ―iPS細胞研究の問題点
 (キ)紅蔘の薬理作用の本体は何か―未病学による医療コスト節約のすすめ
    (1)冷え症・血色不良と不眠症のはなし
    (2)風邪のはなし
    (3)食欲不振・便秘症・肉体疲労のはなし
    (4)癌のはなし
 (ク)歴史と技術の伝承―地に足をつけた医学医療の在り方
 (ケ)五感を研ぎ澄まして物事を見極めよう
 (コ)薬効解析研究紹介

第二部 戦後メディア
 (サ)科学研究とメディア
 (シ)地球温暖化問題とメディア
 (ス)経済とメディア
 (セ)歴史とメディア―先の大戦を中心に
    (1)日本の台湾統治
    (2)GHQが「太平洋戦争」という呼称に固執した理由
    (3)戦後の欧米諸国
    (4)終戦と敗戦の違い
    (5)戦後のメディア報道
 (ソ)おわりに―旭川第7師団にまつわる安濃豊氏の話を中心に

《著者略歴》
阪中雅広(さかなか まさひろ)
昭和28年6月19日生。
学歴  昭和47年3月 大阪府立北野高等学校卒業
    昭和53年3月 大阪大学医学部卒業
    昭和55年4月 大阪大学大学院医学研究科博士課程入学
    昭和59年3月 大阪大学大学院医学研究科博士課程修了、医学博士
    昭和59年11月〜昭和61年6月 カナダ国カルガリー大学に留学
職歴  昭和53年7月 大阪大学医学部付属病院研修医(小児科) 
    昭和54年7月 市立伊丹病院(小児科)
    昭和59年6月 大阪医科大学助手(解剖学第一講座)
    昭和61年11月 同講師
    平成2年2月 名古屋大学助教授医学部(解剖学第一講座)
    平成3年4月 愛媛大学教授医学部(解剖学第二講座)
    平成18年4月 愛媛大学教授大学院医学系研究科
 (生体機能解析学講座機能組織学分野)
    平成28年11月 特定非営利活動法人(NPO法人)薬効解析研究会理事長
    平成31年3月 愛媛大学教授退任