日台合作
台湾人従軍看護助手と日本人軍医
―広東第二陸軍病院の絆は今も―

洪林幸・伊丹康人 著


四六並製  136頁

定価:1000円+税

平成18年9月10日発行


ISBN4−88656−290−6
C0020


志願して看護助手に選抜された台湾乙女たちと
日本軍将兵は過酷な野戦病院勤務の中で
心温まる清い縁を結んだ。
二つの国に別れても共に流した汗と涙は忘れない。

第一章 野戦病院の青春―洪林幸(大林充枝)
第二章 広東第二陸軍病院のナイチンゲールたち―伊丹康人
第三章 いま伝え遺しておきたいこと―伊丹康人
資料篇 日台交流の記録
《著者略歴》
洪 林幸(日本名・大林充枝)
大正13(1924)年生まれ。昭和17年、台湾からの海外派遣看護助手第一回生に志願・合格し、戦時中の九龍陸軍病院、広東二陸に勤務した。
伊丹 康人(いたみ やすと)
大正3(1914)年生まれ。旧制岡山一中から慈惠医科大学予科を経て、昭和14年に同大本科卒業。陸軍軍医大尉として広東二陸の外科医長を務める。戦後は東京慈恵会医科大学整形外科主任教授、神奈川リハビリテーション病院院長を歴任。現在は(財)日本股関節研究振興財団理事長。医学博士。
関連書籍
『台湾人従軍看護婦追想記』