日本「南京」学会年報

南京「虐殺」研究の最前線
―平成14年版―
東中野 修道 編著(亜細亜大学教授)


四六上製  256頁
定価:2000円+税

平成14年9月16日発行


ISBN4−88656−218−3
C0021
日本「南京」学会が平成12年10月に創立されて以来、私はつねに研究者の先生方の報告に驚嘆し、感動を覚えている。それらの貴重な研究成果がより多くの方々に読まれ、歴史の真実が広く伝わることを願って止まない。(黄文雄)


日本「南京」学会による最も新しい“南京事件”の研究成果。
執筆は秦郁彦、原剛、冨澤繁信、東中野修道の各氏。
まえがき 黄文雄
第1部 論文研究ノート篇
 南京事件−論点と研究課題 秦郁彦
 いわゆる「南京大虐殺事件」の埋葬記録の再検討 原剛
 データベースによる「南京事件」の解明 冨澤繁信
 なぜ日本人は東京裁判まで南京虐殺を知らなかったのか 東中野修道
第2部 資料篇
 南京特務機関(満鉄社員) 東中野修道
あとがき 東中野修道
《著者略歴》
  東中野 修道(ひがしなかの しゅうどう)
昭和22年、鹿児島生れ。同46年、鹿児島大学法文学部卒。同52年、大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。同60年、西ワシントン大学客員教授(日本思想史)。文学博士。日本「南京」学会会長。主な著書に、『徹底検証「南京大虐殺」』前衛出版社(台北)、『南京大屠殺的徹底検証」新華出版社(北京、海賊版)、『「南京虐殺」の徹底検証』展転社、『「ザ・レイプ・オブ・南京」の研究』共著・祥伝社、『国家破産−東ドイツ社会主義の45年』展転社ほか多数。