里見岸雄論文集T
―天皇・国体・日蓮主義―
里見 岸雄 著(法学博士)



A5上製函入  416頁
定価:4800円+税


昭和61年4月29日発行

ISBN4−88656−019−9
CO036

『天皇とプロレタリア』で一世を風靡した法学博士であり国体学の泰斗であった著者の全貌を収録。

第1部 日本国体学論〈戦前・戦中篇〉
第2部 日本国体学論〈戦後篇〉
第3部 日蓮主義論
《著者略歴》
 里見 岸雄(さとみ きしお)
明治30年、東京に生まれる。大正9年、早稲田大学哲学科卒業。同11年、英独仏に遊学。同13年、兵庫県西宮に里見日本文化学研究所を創立。昭和3年に『国体に対する疑惑』を刊行、一大センセーションを巻き起こし、同4年の『天皇とプロレタリア』も100万部突破の大ベストセラーとなる。同11年、日本国体学会を創立。同16年、立命館大学法学部教授に就任し、翌年、法学博士号を授与されるとともに同大に国体学科を創設して主任教授を努める。戦後、日本国体学界を率いつつ『日本国体学』全13巻を執筆するとなど著作・講演活動に邁進する一方、憲法改正運動を自ら起こして活躍。同49年4月18日、78歳にて太寂。生涯の著書は英・独文を含む約200冊。