ぎょくらんそうのきんようび 玉蘭荘の金曜日 ―台湾に生きる日本人妻たちの戦後50年― 宮本 孝 著(ノンフィクション作家) 四六並製 288頁 定価:1500円+税 平成9年6月9日発行 ISBN4−88656−139−X C0020 |
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台北のとあるビルの一室に毎週金曜日、白髪の老女たちが集う。 なかから、聞き覚えのある童謡が聞こえてくる。 ぎんぎんぎらぎら、夕日が沈む・・・ |
終戦後、台湾にとどまらざるを得なかった日本人妻たちの苦難の日々を描く。 |
プロローグ 「玉蘭荘」との出会い 女たちの運命を変えた「八・一五」 悲劇の二・二八事件 戦火の大陸を逃避行、そして台湾へ ご飯の炊き方から―それぞれの戦後 大陸が年々遠のく サヨンの鐘ひびく東部台湾 日本との接点にすがりながら 日本に捨てられた―国交断絶の狭間で 大陸の軍に会うまでは 台北のわが家「玉蘭荘」で 異郷の妻たちは老いゆく |
《著者略歴》 宮本 孝(みやもと たかし) 昭和23年、茨城県牛久市に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。「東京タイムス」「夕刊ニッポン」記者を経てフリーに。現在、月刊「なーるほど・ザ・台湾」編集顧問、ノンフィクション作家。 主な著書 『再見、東洋色鬼』(大陸書房) 『パーフェクト台湾』(みずうみ書房) 『台湾・ミニ日本の奇跡』(講談社) 『ホリディワールド台湾」(三修社) |