明治という奇跡
栄光の時代を訪ねて

皿木喜久 著



四六並製  184頁
定価:1300円+税

平成28年6月1日発行


ISBN978−4−88656−426−9
C0021

よみがえれ、明治の精神

帝国主義全盛の時代、西洋列強の魔の手が迫るなかで明治維新を成し遂げ、近代的な中央集権国家を築き上げた日本。それはまさに奇跡である。その明治という時代の軌跡をたどり、明治人の気概に迫る。

平成30年は明治維新から150年。 明治という時代は王政復古の大号令にはじまり、廃藩置県、鉄道建設、太陽暦の採用、国境画定、憲法制定、教育勅語渙発、大津事件、日清戦争、三国干渉、日露戦争など栄光と苦難の連続だった。

@「神武創業の始めにもとづく」王政復古
A対決を防ぐための五箇條の御誓文
B天皇の権威背負った国づくり
C将軍の「恭順」も戊辰戦争へ
D武士の自己犠牲でできた廃藩置県
E「四十年の遅れ」と確認した岩倉使節団
F「邑に不学の戸なく」と学制発布
G「武士だけに任せられない」と徴兵令
H自国経営の道を選んだ鉄道建設
I列強に負けじと太陽暦、旗日の採用
J「千島のおくも沖縄も」と国境画定
K「征韓論」ではなかった西郷の下野
L最後の「武士」の抵抗だった西南戦争
M皇后も行啓された富岡製糸場
N「建白書」で育った自由民権運動
O大隈の「ポピュリズム」を排した政変
P国家分裂を避けるため欽定憲法を
Q古事記から「天皇のしらす国」を発見
R日本人の叡知集めた明治憲法
S条約改正果たそうと鹿鳴館を建設
?「知育偏重」への危機感から教育勅語
?ロシアへの脅威と大津事件
?福沢諭吉の「脱亜論」と朝鮮への危機感
?明治天皇が示された対清戦への決意
?「国民」が昂揚していった戦争
?三国干渉に臥薪嘗胆を期す
?自らの国と同じ熱意で台湾を統治
?満洲に居座るロシアに正面抗議
?英国の「変化」読み日英同盟
?寒地での戦いに備え雪中行軍
?国益前提に開戦・非戦論争
?勝利呼びこんだ「歴戦の雄」たち
?「切腹」も覚悟で強い海軍つくる
?女性教師が命がけで敵情さぐる
?「国は潰さぬ」と苦悩の講和
?「三四郎」が見た新しくて古い明治
?国思う心にあふれた女性たち
?日本の良さに気づかせた外国人
?西洋に対抗できた科学者たち
?「強い明治」に突然幕が下りる

《著者履歴》
皿木喜久(さらき よしひさ)
昭和22年、鹿児島県生まれ。同46年京都大学文学部卒業、産経新聞社入社。大阪本社社会部、東京本社政治部次長、特集部長、論説委員長などを経て平成27年退社。現在産経新聞客員論説委員、新しい歴史教科書をつくる会副会長。
著書に『大正時代を訪ねてみた』『祝祭日の研究』『紅陵に命燃ゆ』『子供たちに伝えたい 日本の戦争』『子供たちに知らせなかった 日本の戦後』『新聞記者司馬遼太郎』(共著)『日露戦争 その百年目の真実』(共著)など。