最高裁への上告を目指す(平成20年5月27日)


謹啓 初夏の候愈ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、先般は夏淑琴裁判を支援する会にご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

 会報にて告知致しましたが、五月二十一日(水)午後一時十五分より東京高裁八二四号法廷にて控訴審の判決がございました。判決は残念ながら、原告被告双方の控訴を棄却するというまことにあっけないものでした。詳細な準備書面、書証を提出し弁論再開を目指しましたが、裁判所はそれらを一顧だにすることなく控訴を棄却しました。まさに不当判決でありますが、李秀英裁判、百人斬り裁判に続く裁判所の偏向をまざまざと見せつけられたことになりました。
すでに展転社は上告の意向を表明しており、舞台は最高裁に移ります。厳しい闘いを余儀なくされていますが、夏淑琴裁判の勝訴に向け、また南京事件の虚構性を広く世論に訴え対中姿勢を正常化するためにも、最後まであきらめることなく堂々と闘う覚悟を我々も新たにした次第です。今後ともご支援ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

 尚、東中野教授と展転社は、『南京「事件」研究の最前線[平成二十年版]』(定価二六二五円)を本日付最新刊として世に問い、戦闘継続の決意表明を致しております。

謹白

   平成二十年五月二十七日

夏淑琴裁判を支援する会