※てんでんニュースより抜粋

この人に注目!話題の著者紹介
  第四回  中村 粲 (なかむら あきら)
昭和9年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。日本近現代史専攻。獨協大学教授。平成6年7月号より月刊誌『正論』に「NHKウォッチング」を連載、現在に至るも同誌の名物コーナーのひとつ。また昭和史研究所代表として歴史の証言を収集記録し、その成果を掲載した会報も大好評。

不朽の名著」なる賛辞は、汗牛充棟にして玉石混交の出版界にあって軽々に乱発され勝ちだが『大東亜戦争への道』に江湖の読者から寄せられた、かく言う評は決して過褒でも阿諛でもない。初版上梓から12年の歳月を閲して堂々の十版となった、このロングセラーこそ「不朽」の謂いであり、「名著」については次の評言が全てを尽くしている。
 「カワカミの報告集(引用者註『シナ大陸の真相』)を読んでゆくと、中村氏が該著(引用者註『大東亜戦争への道』)の中で多量の文献分析に非常な苦心を払った挙句に到達したらしい結論の多くに、カワカミが既にその当時の現在現地での観察として堅固な裏付けを与えていたという例が頻出する。それは甚だ興味深い眺めであって、良心的で正確な史料解読の作業の上に築かれた歴史記述が、後に現れた強力な証言者によってその信憑性を保障され、報いられる、といった光景とも映ずる」
 これは小堀桂一郎・明星大学教授が、透徹した眼力で両書相互の時空を超えた連関性を説いた一文である(下段参照)。加えて同士は「一個人の筆になる一冊物の戦争史で筆者が最も高く評価するのは中村粲氏の『大東亜戦争への道』である」とも述べている。
 中村粲氏については、獨協大学教授として永年に亘り数多くの学生を薫育し、昭和史研究所代表として史料収集と整理に注力し、論壇で健筆を振い、講演会では滑舌と正論の冴えを披露し、とその八面六臂の活躍は敢えて紹介するまでもなく遍く知られるところであろう。さらなる破邪顕正の言論活動に期待する所以である。


戦後の自虐史観を排して開戦に至る道程を明治の始めから巨視的かつ克明に辿り、
  歴史の真相を解明する大東亜戦争論の決定版。

 ⇒『大東亜戦争への道』  A5上製/664頁 本体価格3800円(税別)

無告の英霊が、大東亜の大地をして語らしめている。我らがかつてはるばるここに来たように、君も来いと。そして我らが命を懸けて戦ったあとを訪ね、祖国が失った歴史を見つめよと。その地がインドネシアである。(西村眞吾衆議院議員)

 ⇒『インドネシア紀行』  四六並製/262頁 本体価格1500円(税別)