第5回 平成の大演説会(平成14年11月1日、文京シビックホール)
今回の平成の大演説会は「戦略の研究−謝罪するいわれは何もない」というテーマで杉本幹夫先生(自由主義史観研究会理事)と小山和伸先生(神奈川大学教授)にご講演を頂きました。
戦後の迷走した政治状況とは決別し、日本再興のためには戦略がなければならない、という観点での演説会でした。北朝鮮との交渉においても、確固たる外交戦略と、事実に裏づけされた歴史観がなければ相手の言いなりになるだけというのを強く感じた次第です。
杉本先生(写真左)からは日本の植民地朝鮮の実態を詳しく、かつわかりやすくご説明いただきました。日本のマスコミの一部が、拉致問題とからめて謝罪を主張することの浅はかさが改めて理解できました。
小山先生(写真右)は戦略とは何かを、そしてその欠乏が国益をいかに損なうかについて講演していただきました。政治家にこそ戦略が必要だという熱弁に、聴衆は深く魅了された次第です。
小社主催の演説会も第5回を迎えましたのも、みなさまの御支援と強く感じています。講師の先生方、ご来場いただいた皆様に、御礼申し上げます。
(参考)
杉本幹夫『植民地朝鮮の研究』
小山和伸『救国の戦略』